需給調整市場 全5商品の違いと入札のポイント
商品名の違いだけでなく、必要な応動と継続の条件を見ることが大切です。以下は 2026年11月4日に確認した EPRX の商品説明・第6版資料に基づく概要で、入札時には最新規程を確認してください。
資料確認日:
5つの商品を比較する
需給調整市場には一次調整力、二次調整力①・②、三次調整力①・②があります。次の表は時間に関する基本的な違いを示すもので、すべての参加要件を網羅していません。制御方式、計測、通信、審査等は別途確認が必要です。
| 商品 | 応動時間 | 継続時間 |
|---|---|---|
| 一次調整力 | 10秒以内 | 5分以上 |
| 二次調整力① | 5分以内 | 30分 |
| 二次調整力② | 5分以内 | 30分 |
| 三次調整力① | 15分以内 | 30分 |
| 三次調整力② | 60分以内 | 30分 |
応動時間だけでは判断できない
応動が速いことと、その状態を必要な時間だけ続けられることは別の条件です。蓄電池の場合には、ある瞬間の出力だけでなく、運転計画や充放電余力と整合させて考えます。設備仕様に書かれた数値が、そのままどの時間帯でも供出できる量になるとは限りません。
制御・計測・通信についても、対象設備と事業者の構成を確認します。ソフトウェアの検討では、必要な情報をどこから取得し、いつ更新し、どの結果を保存するかを整理します。商品名を画面に追加するだけでは業務全体の対応にはなりません。
複合商品は単純な二重計上ではない
複合商品については、一次から三次①の複数商品に対応する際の条件を、EPRX の取引規程・ガイドで確認します。複数商品の要件を満たすことと、同じ能力を自由に重複して販売できることは同じではありません。
システムでは、リソースと対象時間、商品、入札・約定結果の対応を明確にし、変更後も整合を確認できるようにします。複合商品の細かな算定や約定ルールは制度資料に従い、実装時点の要件を設計書と検証項目へ落とし込みます。
入札前に確認したい4つの観点
- 参加条件:契約、審査、対象商品とリソースの組み合わせ
- 供出能力:設備状態、計画、継続時間を含む運用上の制約
- 情報連携:AC・RA・EMS 間の担当範囲と更新タイミング
- 事後確認:指令・実績・アセスメント・精算のつながり
これらは業務整理の観点であり、推奨入札価格や収益を示すものではありません。智届科技の AC システムは全5商品と複合商品の入札・約定管理を対象にしますが、実際の参加可否と業務範囲は個別に確認します。制度変更時には、表や画面に加えて関連する処理と運用手順も見直します。
制度・市場の参考資料
制度情報の確認日:
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